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3月

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ジェームズ・キャメロン監督が『THE LAST TRAIN FROM HIROSHIMA』問題に対し、文書による抗議を行っています

ジェームズ・キャメロン監督が『THE LAST TRAIN FROM HIROSHIMA』問題に対し、文書による抗議を行っています
 
今年1月に米ヘンリーホルト社より出版され、その後、ジェームズ・キャメロン(『タイタニック』『アバター』監督)が映画化の意思を表明すると同時に全米で激しい議論を巻き起こした本、『THE LAST TRAIN FROM HIROSHIMA』の出版停止をヘンリーホルト社が発表しました。それに対し、ジェームズ・キャメロンが文書にて抗議の意を表しています(2010年3月4日付)。
 
以下、その文書の和訳となります:
 
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 作家であり科学者であり、また歴史家でもあるチャールズ・ペレグリーノ氏とは、『タイタニック』、『アバター』をはじめこれまでいくつものプロジェクトで仕事を共にしてきました。チャーリー(ペルグリーノ)は真実を追求する人物です。今回の衝撃的な新作、『The Last Train from Hiroshima』について指摘されている事実誤認および疑義の生じている問題点について、彼はすでに再調査および修正の作業に取り掛かっています。私自身は彼を通じ、広島と長崎の被爆者に直接引き合わせてもらいましたが、こうした最後の生き証人となっている被爆者達への彼のインタビュー取材における不断の努力について、議論を差し挟む余地はありません。歴史的重要性を持つ資料であるこの本の存在が、信憑性を欠くとされる情報源から生じたわずかな誤りのために抹消され、また既に起こりつつある情報の拡大が阻止されるのであれば、それはきわめて遺憾であると言わざるを得ません。偽証を指摘され問題となっている情報源については、この件の信憑性を貶める目的で、念入りに仕立てられた罠であることは明らかです。これまで私たちが共にしてきたいくつものプロジェクトを通じて知り得る限り、チャーリーは綿密で徹底した研究者であり、その成果に対しては常に相互的参照作業を怠らず、確かな裏付けを得ています。今回のケースにおいて彼が仕組まれた不正の犠牲者となっているのは明らかです。作家としての責任において当然のこととして、彼もまた現在、問題とされる点を可能な限り誠実に正すべく最大限の努力をしています。私は何年も前から、広島と長崎で行なわれた原爆投下についての映画を撮りたいと考えてきました。現状まだ脚本の用意がなく、当座の具体的な制作予定が確定されている訳ではありませんが、その意志になんら変わるところはありません。チャーリーがこの本を執筆するにあたり、その取材の協力者となった情報源は多数あり、そのなかに存在したわずかな不備がもたらしたとされる今回の問題が、このプロジェクトに対する私の判断に影響を及ぼすことはありません。実際に私が映画を製作する段において、苦労の末に集められたこれら数々の貴重な証言者情報、すなわち本作『The Last Train from Hiroshima』の中に登場する人々の、当事者としての証言を無視するようなことがあれば、私自身が愚か者であると言わざるを得ません。私はこの本を原作とする映画化における優先権を、然るべく保持するつもりです。真実はいずれ勝利するでしょう。チャーリーによる修正がなされれば、本書は20世紀における最も重大な出来事のひとつを取り上げた、極めて重要な意味を持つ作品となることでしょう。
                                                ジェームズ・キャメロン
 
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 (2010年3月4日付)
 
 
関連リンク:
 
米Amazon.com『LAST TRAIN FROM HIROSHIMA』紹介ページにHenry Holt社からの「出版停止」の声明文が記載されています。
http://www.amazon.com/Last-Train-Hiroshima-Survivors-MacRae/dp/0805087966/

ジェームズ・キャメロン監督、広島と長崎への原爆投下を映画化
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20100108-00000013-eiga-movi
 
ジェームズ・キャメロン監督:原爆テーマ映画を構想 長崎で二重被爆者に面会
http://mainichi.jp/tanokore/cinema/003017.html
 
キャメロン監督が描く「ヒロシマ」とは
http://newsweekjapan.jp/newsroom/2010/02/post-14.php